世界的に有名な占い師といえばノストラダムス

 

世界中にたくさんいる占い師の中でも、1番有名な占い師といえばノストラダムスです。1999年、天から恐怖の大王がやってきて地球が滅びることを予言した内容はあまりにも有名です。このノストラダムスの存在により占星術をはじめ数多くの占いが誕生し、多くの人が占いを信じるきっかけにもなりました。彼の歴史や占い内容についてまとめました。

 

✵占い師として活躍するために✵

■占星術の占い師であったノストラダムス
ノストラダムスは16世紀のフランスで活躍した占星術を使った占い師です。ヨーロッパでは14世紀に入って占星術が最盛期を迎え王族や貴族はこぞって優れた占星術師を召抱え、自分の運勢だけでなく政治や外交、戦争など多くの問題を占わせました。ノストラダムスは1503年フランスのサン、レミという街に誕生し、学者一族の子供として特別な教育を受け12歳ですでにラテン語やヘブライ語の語学をマスターし、数学や医学などの知識も身につけた神童だったと言われています。後に医師になったノストラダムスは当時フランスで流行していたペストの治療に翻弄しますが、やがて妻子もペストで失いました。このことがきっかけとなり未来を予言できる占いに力を注ぎ、予言で生計を立てるようになりました。彼の占い方は脳裏に現れる未来の出来事を詩の形で記録するやり方です。たとえばノストラダムスはフランス国王の死を予言したと言われますが、詩の内容は次のようになります。「若い獅子が老いた獅子を打ち負かす 野戦場の一騎討ちで 心の篭の中の目を突き刺す 2つの傷は1つになり痛ましい死が訪れるだろう」

 

■難解な占い師、ノストラダムス
このような詩をみてみると、見事にフランス国王の死を予言しているものであり、ノストラダムスがいかに偉大な占い師であったかが分かります。しかしノストラダムスが書いた記述は大変難解であり、読む人の捉え方によって内容も様々となりました。1番有名なのは1999年の7月、天から恐怖の大王がやってきてアンゴルモアの大王を蘇らせる、その前後火星が幸せのうち統治するだろう、という詩であり、世の中が終わるという意味の詩に世界が戦々恐々となりました。結果は何もなかったのですが、恐怖の大王が何を意味するのか意見がバラバラになりました。大空襲や核戦争、軍事衛星や火星の爆発などそれぞれ学者により意見も違ったものです。しかしこのノストラダムスの地球滅亡の占いは思わぬ効果があったのも確かです。それはこのまま核開発や地球環境汚染が続いていると、地球は本当に滅亡してしまう、改めるべきだという警鐘になり、不幸な事態を避けるためにみんなで行動しようという訴えになりました。そういったことではこの占い師の存在は改めて偉大であると言えます。

 

✵占い師として活躍するために✵■偉大な占い師ノストラダムス
ノストラダムスが書いた予言集はとても難解でありますが、それゆえに様々なロマンを持っています。難解にしてある理由は、秘密の仲間に指令を伝える暗号書だったからという意見もあり、その中身はまだまだ解読されていません。また予言の中身を改めてみてみると、チェルノブイリ原発事故や広島、長崎での原爆投下、暗殺されたケネディ大統領の予言までしていたという意見が少なくありません。しかしこれら全ては結果から導きだした答えです。終わってしまった大きな事件とノストラダムスの占いを改めて比べてみると、詩の内容が似ていた、これは事件を示した占いだったのだ、となるわけです。そういった意味ではノストラダムスの予言書は、創造力の遊び場としてはおもしろいのかもしれません。しかし悲劇的な事が多い予言書の内容は、決してハズレているとは言いがたいのも事実です。哲学者でもあった彼は未来の人々の生活を予測し、人間の強欲さや慢心を心配していたとも言われています。ノストラダムス、彼はやはり大いなる予言者であり占い師であったことは確かです。